こんにちは。
今回の「SHIROYAMA サステナラボ」では「城山の森みつばちプロジェクト2024」始動についてご紹介します。

- #気候変動に具体的な対策を
- #陸の豊かさも守ろう

こんにちは。
今回の「SHIROYAMA サステナラボ」では「城山の森みつばちプロジェクト2024」始動についてご紹介します。

私たちが働く城山は、市街地の中心部にありながら、温帯性と亜熱帯性の植物が600種類も自生する貴重な自然林を有しています。
この豊かな自然を次世代へ引き継ごうと、SDGsの取り組みの一環(食育・地産地消・ 安心安全)として、2020年から「みつばちプロジェクト」に取り組んでいます。


花と緑が豊かで環境汚染のない場所にしか生息できないみつばちは環境指標生物であり、さまざまな植物の受粉を行うことで植物の多様性を維持し、地球の今、そして未来にとって重要な存在です。
「みつばちプロジェクト」は、みつばちを敷地内で育てながら、約半年かけて地域の子どもたちとともに、みつばちの生態や環境保全について学び、ホテルメイドのはちみつ「城山の森の純粋蜂蜜」を作り上げます。
スタートは今年も“みつばちの日” 3月8日(金)。
養蜂家にお願いし、チャペル横にみつばちの巣箱を3箱設置いたしました。
巣箱にいる計1万匹の蜂を、これから5万匹くらいまで増やしていきます。
養蜂家によると城山の森はみつばちにとって最適な環境。
みつばちが採蜜しやすい小さな花を咲かせる、ハゼノキとクロガネモチが多く自生しているからです。
開花時期の5、6月にはこれらの花々の間を忙しく飛び回る、みつばちが見られることでしょう。

【みつばちの生態】
・気温18℃くらいから動きが活発に。3月8日は少し寒かったため、巣箱からなかなか出てこなかった
・巣箱に、1匹の女王蜂を中心にしたひと家族ずつが暮らす
・巣箱の中の働きバチはメスが95%を占めており、オスは数匹
・働きバチ(メス)はわずか40日ほどしか生きられない
・大きい花は奥深くに蜜があり吸いにくいため、小さい花の蜜を好む
・蜜のありかを他の働きバチに示す方法は、独自のダンス
昨年は初めて小学生インターンと高校生・大学生のアシスタントを募集し、4~5名の小学生に年長者たる高校生・大学生が加わるというチーム編成で活動しました。
江戸時代薩摩藩が子どもの教育制度として取り入れた、郷中(ごじゅう)教育(※注)を手本にしたものです。
※注:江戸時代、薩摩藩で行われた独自の教育制度。郷(ごう)と呼ばれる地域ごとに、藩士の子どもたちを二才組(約15歳~25歳)と稚児組(約6歳~15歳)に分けて、先輩が後輩を集団で指導して学問や武芸に励んだ。



3月8日より今年もSNSで12名程度の小学生インターンを募り、即定員に達しました。
昨年と同じく鹿児島純心女子短期大学より参加のアシスタント7名と合わせて、3~4組のチームを作り、活動します。

4月の顔合わせ、5月養蜂家との勉強会、6月採蜜体験会を経て、7月オリジナル 蜜蝋キャンドル作りと続き、8月はちみつ商品発売・商品PR、パティシエ体験(クレープ作り)がゴールです。
一部商品については、鹿児島県の老舗菓子店とのコラボ企画が進んでおり、城山純粋蜂蜜の魅力をより広く皆様にお届けできると意気込んでおります。
2024年も地域の未来を担う小学生・大学生とともに、みつばちへの理解を深めることで、環境保全を考え、地域社会へのいっそうの貢献を目指してまいります。