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城山メンバーズクラブ会員限定でお届けする「SMCラーケーション」がいよいよ始動しました。
“学びのある旅”をコンセプトに、ただ訪れるだけではない、知性と感性が豊かになる時間をご提供します。
その記念すべき第一弾となる今回は、420年の歴史を誇る薩摩焼の美と心に触れる、唯一無二の特別体験をご用意しました。
十五代沈壽官氏のお話しや窯元での特別見学、そして白薩摩の絵付け体験を通して、日常では味わえない“深い学び”と“本物の技”に出会える秋旅となりました。
当日はホテルに集合し、専用バスで秋深まる美山沈壽官窯へ向かいました。
門をくぐった瞬間、ふわりと漂う金木犀の香り――。
柔らかな甘い香りに包まれていました。
門を進むと、十五代沈壽官氏が皆さまを温かくお出迎えくださいました。
ご挨拶の後は、普段は公開されていない「沈壽官家茶室 鶴壽軒(かくじゅけん)」を特別に見学。
静かで凛とした空気が漂う茶室には、沈家に受け継がれる“おもてなしの美意識”が息づいており、参加者も興味津々でそのお話に聞き入っていました。
続いては、沈家に代々受け継がれてきた貴重な作品を収める「沈家伝世品収蔵庫」。
専門スタッフの案内のもと、歴史的価値の高い白薩摩・黒薩摩の名品を一点ずつ鑑賞しました。
細やかな透かし彫り、均整のとれたフォルム、時を超えても色褪せない気品。
作品を通して、420年の歴史と沈家の精神を深く感じるひとときとなりました。
ここからは班ごとに分かれて、・絵付け体験・沈壽官茶寮美山ランチへご案内。
ランチでは、身体にやさしい味わいの薬膳ビビンバをご用意。
香り豊かな野菜とスープが心と体をほっと温め、秋の美山にぴったりの一皿でした。
そして、薬膳ビビンバが盛り付けられた器も沈壽官窯のもの。
上品な器が、彩鮮やかなビビンバをより一層引き立てていました。
ランチのあとは、お待ちかねの絵付け体験へ。
こちらの絵付け体験は、今年の6月からスタートした新しいプログラムだそうです。
まずは、絵付けする器選びから。
事前に描きたい絵を考えてこられた方は見本をみながら描いたり、自由に模様を描き込む方、言葉を入れてオリジナル性を出す方など、それぞれが思い思いに個性あふれる作品づくりに取り組まれていました。
色の出し方も、水の量や筆使いで表情が大きく変わるため、皆さま真剣な表情で丁寧に仕上げていく姿が印象的でした。
世界にひとつだけの“自分だけの白薩摩”が少しずつ形になっていく時間は、
静かで集中しながらもどこか楽しく、参加者同士の会話も弾んでいました。
完成した作品は、窯で焼き上げた後に後日お手元へお届け。
旅の思い出が形として残る、とても特別な体験となりました。
絵付け体験のあとは、薩摩焼工房の見学へ。
専門スタッフの案内を受けながら、職人の手によって一つひとつ丁寧に作り上げられていく工程を間近で見ることができました。
ものづくりの現場ならではの臨場感に、皆さま思わず足を止めて見入っていました。
見学のあとは、ショップでの自由散策。
白薩摩・黒薩摩の器をはじめ、沈壽官窯ならではの作品が並び、「どれも素敵で迷ってしまう」という声が聞こえるほど。
ご家族へのお土産や、ご自宅用にお気に入りの一品を選ばれる方もいらっしゃいました。
お見送りの際には、十五代沈壽官氏が最後まで手を振ってくださいました。
心温まるおもてなしと貴重な体験ができた1日。皆さまも満足されたご様子で、美山を後にしました。
夕食は、ホテル内3つのレストランからお好みを選択。
中でも一番人気は、旬の食材を生かした「ルシエル」のフレンチ料理でした。
夕食のあとは、温泉でゆったりリラックス。
広々とした湯船に浸かれば、旅の疲れもすっとほどけていきます。
展望露天風呂からの景観は格別で、夜は市街地の煌めく夜景を、朝はやわらかな光に包まれる桜島を楽しむことができます。
翌朝は、日の光に照らされる桜島を眺めながら目覚め。
朝食は和洋から選べるスタイルで、地元の食材をふんだんに使ったメニューが並びます。
心も体もすっきりと目覚める、贅沢で爽やかな朝のひととき。
今回の旅では、420年の歴史を誇る薩摩焼に触れ、美山の自然や伝統文化を五感で楽しむことができました。
参加者の皆さまからは「想像していた以上に感動と喜びを感じた」「文化と伝統を感じながら静かなひとときを過ごせた」といった声もあり、日常を離れ、心も体も豊かになる特別な時間となりました。
次回のSMCラーケーションも、どうぞお楽しみに。


































































































