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- #人や国の不平等をなくそう

「その敬語の使い方、勉強になります。」
そう思わず口にした相手は、日本人の先輩ではありません。コスタリカ出身のエリエセル ファハルド カルバジョさん(以下エリーさん)でした。
流暢な日本語はもちろん、日本人でも難しい敬語を自然に使いこなす姿に、私たちも思わず感心してしまいます。その姿は、「海外出身スタッフを支える」という従来のイメージを超え、「ともに学び、ともに成長する仲間」として、ホテルに新たな価値をもたらしてくれています。
近年、日本を訪れる外国人旅行者が増えるとともに、日本で働く外国人も年々増えています。
SHIROYAMA HOTEL kagoshima でも現在、8 つの国・地域から 25 名の海外出身スタッフが活躍しています。
フロントやレストランなど、活躍の場は実にさまざま。ホテルを支えるさまざまな部署で、それぞれが持ち前の力を発揮し、お客様を笑顔でお迎えしています。( ホテルで働く海外出身スタッフのデータ)皆さん仕事熱心で、責任感が強く、今では私たちにとって欠かせない大切な仲間です。
今回は、その中の一人、コスタリカ出身のエリーさんをご紹介します。
【ホテルで働く海外出身スタッフ】

2026年6月26日 現在
エリーさんのふるさとコスタリカ
エリーさんのふるさとコスタリカは、中米に位置し、太平洋とカリブ海に囲まれた自然豊かな国です。軍隊を持たない平和国家として知られ、国土の約 25%が国立公園などの保護区域に指定されるなど、豊かな自然を大切にしています。高品質なコーヒーの産地としても世界的に知られ、多くの人々を魅了しています。
- カリブ海のビーチ

- 世界中から観光客が集まるグアナカステ

- 最大2mにもなるグリーンイグアナ

- 質へのこだわりは世界一!最高品種アラビカ種のみの栽培

- 熱帯雨林

何故はるばる鹿児島へ
エリーさんが初めて日本を訪れたのは2014年。大学時代に文部科学省の奨学金制度を利用し、鹿児島大学へ1年間留学したことがきっかけでした。当初、留学先の候補は大阪や京都、沖縄でしたが、「鹿児島はどうですか」と勧められたそうです。
「最初は鹿児島のことを何も知りませんでした。でも、来て本当に良かったです。」
留学を通して鹿児島の人の温かさや穏やかな雰囲気に魅力を感じ、一度帰国した後、再び鹿児島へ。志布志市のホテルで経験を積み、その後、知人の紹介をきっかけに SHIROYAMA HOTEL kagoshima へ入社しました。現在は海外営業グループで活躍し、今年で8年目を迎えます。
- 鹿児島大学 稲盛通り

- 2024年フロントで海外出身スタッフと
- 右から2番目がエリーさん

- 海外営業グループ
- 出身は左から、韓国・コスタリカ・日本

- 他部署スタッフとも意見交換

実際の敬語は、ホテルで働くようになってから
エリーさんの敬語を聞いていると、「日本で育った人なのでは」と思ってしまうほど自然です。エリーさんの日本語の美しさに驚かされますが、ご本人は「ホテルで働くようになってから、実際の敬語を覚えました」と笑います。さらに、後輩を指導する立場になってからは、「自分が教えることは正しくなければならない」と考え、より一層勉強を重ねるようになったそうです。
「外国人だからと思われたくなかったんです。だから、自分ももっと勉強しないといけないと思いました。」
その努力は、お客様にも伝わっています。フロント勤務時代には、お客様から感謝の言葉とともにプレゼントをいただくこともあったそうです。なかには、お土産を持ってきてくださるお客様もいらっしゃいました。現在の海外営業グループでは、電話やメールで海外のお客様をサポートすることが中心ですが、感謝のメールをいただくこともあり、その一つひとつがエリーさんの励みになっています。
日本に来て10年
一方で、日本での暮らしについて率直な思いも話してくださいました。
「日本に来て10年以上になりますが、『明日遊びに行こう』と気軽に電話できる友達はまだ少ないですね。」
笑顔で働くエリーさんにも、異国で暮らす寂しさはあります。それでも鹿児島で暮らし続ける理由を尋ねると、「人が優しいから」という嬉しい答えが返ってきました。
人生を楽しむ
インタビューを通して、私自身が最も心に残ったのは、この後に続くエリーさんの言葉でした。
「コスタリカでは、自分の人生を楽しみたいという考え方があります。そのためには人に迷惑をかけないし、自分が間違っていたら教えてほしい。そうやってお互いに成長していきたいと思っています。」
国や文化が違っても、「より良い仕事がしたい」「相手を大切にしたい」という思いは同じなのだと感じました。
おもてなしは国境を越えて
エリーさんの仕事ぶりや、お客様、そして仲間と向き合う姿勢に触れるたび、「言葉」や「国籍」だけでは測れない、おもてなしの本質を教えられているように感じます。
エリーさんにお話を伺い、改めて感じたのは、おもてなしに国籍は関係ないということです。
同じホテルで働く仲間として、お客様に喜んでいただきたいという思いは、日本人も外国人も変わりません。互いの文化や考え方に触れ、ときには学び合い、ときには支え合いながら、一つのチームとして日々お客様をお迎えしています。
エリーさんの「自分の人生を楽しみたい。そのためには人に迷惑をかけず、自分が間違っていたら教えてもらいたい」という言葉は、国や文化を超えて、私たちが仕事をする上でも大切にしたい考え方だと感じました。
SHIROYAMA HOTEL kagoshima には、それぞれ異なる経験や個性を持つ仲間が集まっています。その違いを認め合い、それぞれの強みを生かしながら、お客様へより良いおもてなしをお届けすること。それが、私たちの目指すホテルの姿です。
一人ひとりの想いが、SHIROYAMA HOTEL kagoshima のおもてなしを支えています。
これからも、このブログでは、国籍に関係なく、一緒に働く仲間たちの素顔や仕事への想いをご紹介していきます。

「Pura Vida(プラ・ビダ)はコスタリカで親しまれている言葉。
「人生を楽しもう」「今を大切に生きよう」という前向きな意味を持ち、人々の暮らしに根付いています。














































































